△(25790)コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス : 収益性悪化と市場競争激化が課題、自己資本比率58.0%に注視

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、誰もが知る清涼飲料水「コカ・コーラ」ブランド製品を日本で製造・販売しているコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス(2579)です。同社は、日本国内のコカ・コーラシステムを担う中核企業として、飲料の製造から販売、自動販売機事業までを一貫して手掛けています。私たちの日常生活に深く根差した製品を提供しており、その事業規模は非常に大きいものがあります。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 336,100円(3,361円/株)(2026年1月23日時点)
  • PBR : (連)1.47倍(2026年1月23日時点)
  • PER : —
  • 配当利回り : 1.79%(会社予想、2026年1月23日時点)
  • 1株配当 : 60.00円(会社予想、2025年12月期)
  • 株主優待 : なし
  • 時価総額 : 575,634百万円(2026年1月23日時点)

※PERが「—」となっているのは、会社予想のEPS(1株当たり利益)がマイナスであるためです。これは、現時点での収益状況が赤字であることを示しています。

ぽんぽん的な評価

△ ぽんぽんは、売りたいぽん!今はちょっと様子を見たいぽんね〜。収益性の改善が見えないと、なかなか手を出しにくいぽん。

評価の理由

[評価の注目ポイント]
誰もが知る強力なブランド力を持つ一方で、収益性の悪化が深刻な状況にあり、今後の事業構造改革と市場競争への対応力が鍵となるぽん!

A. 成長性 : △

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスの成長性については、残念ながら現時点では厳しい評価にならざるを得ません。提供されたデータによると、収益性は悪化の一途をたどっており、純利益率と営業利益率は前年同期比で大きく低下し、直近では依然としてマイナスとなっています。EPS(1株当たり利益)も2025年12月期予想でマイナス286.21円と、赤字が続く見通しです。

清涼飲料水市場は、消費者の健康志向の高まりや、多様な飲料の登場、そしてプライベートブランドの台頭など、常に変化の激しい環境にあります。特に、近年注目されているのが、小売業者とブランドメーカーの力関係の変化です。CNBCの2026年1月24日付けの記事「New Berkshire CEO Abel quickly signals troubled Kraft Heinz stake could be toast」では、バークシャー・ハサウェイのグレッグ・アベルCEOが、クラフト・ハインツの株式について語る中で、小売業者のプライベートブランドがコカ・コーラのような大手ブランドを凌駕するビジネスを展開していることに言及しています。例えば、コストコのプライベートブランドであるカークランドがコカ・コーラよりも多くのビジネスを手掛けているという指摘は、ブランドメーカーにとって無視できない脅威と言えるでしょう。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスも、日本市場において同様の課題に直面している可能性があります。強力なブランド力を持つコカ・コーラ製品は依然として高い人気を誇りますが、価格競争の激化や、小売各社が展開する低価格なプライベートブランドの浸透は、収益性を圧迫する要因となります。同社がこの厳しい市場環境の中で、いかにして収益改善と成長戦略を描き、実行していくかが今後の大きな課題となるでしょう。現状では、具体的な成長への道筋が見えにくいと言わざるを得ません。

B. 割安性 : △

割安性についても、現時点では慎重な見方が必要です。PBR(株価純資産倍率)は1.47倍と、純資産に対して株価が割高感を示す水準です。特に、EPSがマイナスであるためPER(株価収益率)は算出不能となっており、利益面から見た割安性を評価することができません。これは、企業が利益を生み出せていない現状を如実に表しています。

配当利回りは1.79%(会社予想)と、特段高い水準ではありません。株主優待も設定されていないため、総合的に見て、投資家にとって魅力的な割安感があるとは言えないでしょう。現時点では、収益改善が見込まれるまで、割安性を判断するのは難しい状況です。

C. 安全性 : 〇

財務の安全性に関しては、比較的安定していると言えます。自己資本比率は58.0%と、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回っており、財務基盤は堅固です。また、有利子負債も中期的に減少傾向にあるとのことですので、過度な借入に依存しない健全な経営がうかがえます。これは、収益性が低迷している中でも、企業としての体力があることを示しており、評価できる点です。

しかし、いくら自己資本比率が高くても、収益性が持続的に悪化し、赤字が続けば、いずれ財務体力も消耗されてしまいます。例えば、E・Jホールディングスのように自己資本比率が高くても、収益性悪化が懸念される企業は存在します。コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスの場合も、現在の財務の安定性を維持しつつ、いかにして収益性を改善していくかが、長期的な安全性確保の鍵となるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました